李克強総理は2022年政府活動報告で「国民中心の発展理念を堅持し、共同奮闘によって共同富裕を着実に推進することで、国民が憧れる美しい生活を実現させる」方針を示した。小康社会の構築と社会主義現代化国家の建設開始に伴って、全国民の共同富裕の促進を一層重要な位置づけとしなければならないと指摘した。
社会主義が本質的に求める共同富裕の実現には様々な道がある中、所得分配の改善、合理的で秩序ある所得分配構造の形成は最も重要な道の一つだ。第18回党大会の開催以降、全面的な改革深化の中で、党と政府は就業メカニズム改革、社会保障システム制度改革、医療保険・年金制度改革、住宅保障システム改革を通じて所得分配改革を進め、経済成長の基盤構築とそれによる共同富裕の着実な推進を支えてきた。
社会保障システム制度改革は経済成長を促進し、共同富裕を実現するための民生基盤を強化するものだ。社会保障は民生のセーフティネットと社会の安定装置となる。李克強総理は政府活動報告で、労災および失業保険に関する省レベルの統一的計画を加速するといった具体策を含め「社会保障とサービスの強化」を継続する方針を明らかにした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月13日