ゲノム編集、AIの覚醒、異種移植、個人のサイバー情報安全――科学技術の急速な発展は同時に、社会に新たなリスクと不確実性をもたらし、かつ未曾有の倫理の問題を生む可能性がある。
中共中央弁公庁と国務院弁公庁はこのほど、「科学技術倫理ガバナンスの強化に関する意見」を通達した。これは中国初の国家レベルの科学技術倫理ガバナンス指導文書であり、国家科学技術倫理委員会の設立に続く中国の科学技術倫理ガバナンスの新たな節目でもある。
科学技術部の相里斌副部長は、「同意見は初めて中国の科学技術倫理ガバナンス活動を系統的に手配しており、重大な指導的意義を持つ。科学技術界及び全社会の思想統一、共通認識の形成を促す。科学技術倫理ガバナンスの重要性への認識をさらに強め、科学技術倫理リスクを効果的に防止し、科学技術を善に向かわせる。高水準の科学技術の自立自強の実現、イノベーション型国家と科学技術強国の建設の加速に向けて重要な力を発揮する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月25日