中国国家鉄道グループ有限公司によりますと、今年第1四半期(1~3月)、全国の鉄道固定資産投資額は1065億元(約2兆804億円)に上り、前年同期比3.1%伸びたということです。また、同期間、新たに開通した鉄道の総延長は447キロメートルで、そのうち、高速鉄道は233キロメートルでした。
報告によりますと、第1四半期、全国における鉄道建設の重点プロジェクトはいずれも大きな進展を見せています。
四川–チベット鉄道は昨年末から全線着工し、建設工事が順調に進められています。また、浙江省の杭州‐紹興‐台州を結ぶ高速鉄道、新疆ウイグル自治区のアクスとアラルを結ぶ鉄道、河南省鄭州‐重慶間の高速鉄道(襄陽‐万州区間)、山東省済南‐鄭州間の高速鉄道(鄭州‐濮陽区間)は総合的なテスト段階に、また北京の豊台駅がテスト営業段階に入りました。
そのほか、雲南省の大理‐瑞麗間の鉄道、麗江‐シャングリラ間の鉄道、四川省成都‐甘粛州蘭州間の鉄道敷設プロジェクトはいずれも計画通りに進んでいます。
西部国境地帯における鉄道が網羅されていない“余白”を埋めるため、西部地区がチベットと新疆を行き来する重点鉄道建設プロジェクトの進行が加速され、積極的な進展が見られています。
「中国国際放送局日本語版」2022年4月10日