高い将来性、地域間のバリューチェーンがより緊密に
商務部国際貿易経済協力研究院の張威副院長は、「RCEP発効後、世界のサプライチェーンの構造に調整が生じる。原産地蓄積ルールは必然的に、企業に対してコストの総合的な計算を促す。地域全体でより合理的な分業体制を形成し、サプライチェーンの構造を再構築する」と述べた。
広西汽車集団はRCEPのチャンスをつかみ、日本のASF株式会社と年初に、物流電気自動車の共同開発契約を結んだ。契約内容によると、中国が研究開発と生産を担当し、日本側の企業が研究開発費を支払い、日本で販売する。今年12月に量産化と発売を予定している。これにより広西新エネ物流車が初めて完成車の形で日本市場に進出する。
「ボアオ・アジアフォーラムのアジア経済の将来性及び一体化の過程に関する2022年度報告書」は、「RCEP加盟国には産業の高い相互補完性がある。日本の金融、資本、技術の優位性、中韓のミドル・ハイエンド製造業、新興デジタル産業、全産業チェーンの優位性、東南アジアの労働力の優位性、オセアニアの資源の優位性は、世界の最も揃った製造業部門を集めることができる。ハイエンドからローエンドまでの全産業チェーンをカバーできる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月22日