データによると、中国の今年1−4月の物品貿易額は12兆5800億元で、前年同期比の伸び率が7.9%に低下した。うち4月は0.1%増。貿易会社は現在の試練を受け、より全面的で弁証的で長期的な目で現在の情勢を見る必要がある。
中国の貿易額の伸び率の低下は、世界の複雑な貿易情勢による短期的な変動だ。総合的に見ると、中国の貿易は産業の基礎が厚く、長期的に好転するファンダメンタルズに変化はない。中国の現在の貿易規模及び伸び率は世界で依然としてめざましく、貿易発展・向上の時勢にも変化はない。中長期的に見ると、中国の製造業はすでに規模を形成しており、かつ地域レベルで産業クラスタを形全服成しており、依然として非常に高い競争力を持つ。
昨年末の中央経済活動会議では、「各種措置で貿易安定」「製造業のコアコンピタンスの向上」が掲げられた。今年に入り、中央レベルも常に貿易情勢の変化を注視しており、分析・研究・判断の取り組みを強化している。円滑性の保証、受注の確保、支援強化、イノベーション促進、原動力強化などの一連の政策措置を集中的に打ち出し、貿易の安定維持と質向上を促し、市場の自信を深めた。
貿易会社にとって喫緊の課題は、持続的に放出される政策のボーナスを企業のイノベーションと変化の生産力に変え、モデル転換と高度化を急ぐことだ。イノベーションを続け商品を輸出し、コア技術の発展に力を入れ、製造業の確かな実力を強化する。その一方で越境ECや海外倉庫などの貿易新業態・新モデルに取り組み、貿易新業態の成長に全力を注ぐ。
他にも東アジア地域包括的経済連携(RCEP)協定の発効に伴い、ASEANや「一帯一路」沿線諸国などの貿易パートナーも、無視できない潜在力を秘めた優良市場、掴むべき時代のチャンスになりつつある。
手段は常に困難よりも多い。世界経済の波にもまれた中国の貿易会社が、市場の競争を恐れたことはない。複雑かつ厳しい情勢を迎えた現在、冷静な認識を保ち、前進の自信を揺るぎなきものとし、自身の強靭性を自発的に強化し、新しさと変化と突破を求めることが重要だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月18日