各地は今年以降、不動産調整措置を次々と打ち出している。持続的な不動産市場安定政策の効果により、各地の中古住宅取引件数がスムーズに回復している。「証券日報」がこのほど杭州市や南京市などの不動産市場を調査したところ、政策の効果が徐々に顕在化しており、中古住宅市場の取引件数が緩やかに回復していることが分かった。
貝殻研究院市場アナリストの劉麗傑氏は記者に、「住宅ローンの金利引き下げに、一部都市の頭金比率引き下げ、認房認貸(購入住宅が二軒目であるかの確認+ローン記録の確認)の取り消しが重なり、住宅購入者の購買力が実質的に上がった。これは市場のスムーズな取引成立の一助となった。6月前半の貝殻50都市中古住宅1日平均取引件数は5月の1日平均水準を20%上回った。現在103都市のうち4割超の都市の住宅ローンの金利が下限を上回っており、今後も引き下げの余地が残されている。さらに6月以降、地方の政策による支援も強化されており、6月及び下半期の市場取引の回復に有利だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月3日