中国共産党中央宣伝部は27日午後、「中国のこの10年」シリーズの記者会見を開きました。農業農村部の鄧小剛副部長らは、この10年間で農村改革は全面的に推進され、重要な分野で画期的な進展があったと新時代の農村振興の関連状況について説明しました。要旨は次の通りです。
第一に、農村土地制度の改革が着実に進んだ。農地の三権(所有権・請負権・管理権)の分離制度がほぼ確立され、請負地の権利の確定、登記、公証作業は基本的に完了した。また、土地請負の延長は試験的に推進されている。農村の土地収用、集団経営性建設用地の市場参入、宅地制度改革など3つの試験プロジェクトは大きな成果を収めた。
第二に、農村集団財産権制度改革の段階的な任務が基本的に完了した。農村の集団資産の整理と確認はすでに完了し、集団経済組織のメンバーの身分は全面的に確認され、経営資産の株式制度改革も着実に推進されている。また、新型農業経営システムの構築が加速され、家族経営の農場は390万社、農民協同組合は220万社に達し、農業の社会化サービス組織は95万を超えた。
第三に、農業を強化し、利益を増進し、農民を豊かにする「強農・恵農・富農」政策システムがさらに改善された。農産物の価格決定メカニズムと市場調整システムが改善され、環境に配慮した農業への補助金政策システムが基本的に確立され、農村振興に対する金融支援メカニズムは徐々に確立されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月3日