中国の一部の消費ブランドが現在、米国や東南アジアなどの海外市場で成長を目指している。広東省の雑貨販売の「名創優品」を例とすると、今年2月にニューヨークで旗艦店をオープンさせた。ブランド創業者の葉国富氏によると、同店の売上は毎月約50万ドルで、12月には毎月100万ドルに拡大する見込みだ。さらに重要なことは、米国の直営店における名創優品の粗利率が50%以上にのぼることだ。
華興資本のアナリストのチャーリー・チェン(音訳)氏は、「中国企業の海外市場進出は今後の主な流れになる。中国は事実上、すでに相対的に豊かな段階に入っている」と述べた。チェン氏によると、エアコンなどの製品の農村部世帯での普及率は2020年に73.8%に、都市部での普及率は149.6%にのぼっている。「今のところ中国市場は飽和している。これらのエアコンや家電のメーカーにとって、より多くの収入を創出できる場所は海外だ」国際エネルギー機関のデータによると、東南アジアのエアコン普及率は15%。
チェン氏は、「中国企業が海外市場に進出するためには、自身のブランドを樹立する必要がある。それができればより低い価格で競争できる。中国に工場があるか、直接工場と提携しているからだ」と述べた。葉氏は、「当社が現在海外で不足しているのは、現地の消費者に合ったデザインの理念だ」と述べた。
多くの中国企業が電気自動車や家電などの面で、一種の野心を示している。グローバル企業になるという野心は感染症の影響を受けていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月14日