米メディア「WIRED」の13日の報道によると、SVBの経営破綻の影響の広まりは始まったばかりで、スタートアップ企業及びその投資家は資金管理及び事業展開のモデルを大幅に変更する可能性があり、その影響はシリコンバレーの範囲を遥かに上回る。
米スタートアップ・アクセラレーターのYコンビネーターの共同創設者のグレアム氏は、SVBと取引する企業は25万社を超え、うち約3分の1がカリフォルニア州以外にあると述べた。これらの取引先は現金が不足すれば事業展開の停止を余儀なくされる恐れがあり、世界の別の地域のテナント料支払いが遅れる可能性がある。企業は今後を慎重に考慮し、新社員の求人を停止する可能性がある。残された従業員は支出を減らし、住宅の購入や付帯工事を先送りする可能性がある。これらの従業員は街角の飲食店でコーヒーやランチを注文しなくなるかもしれない。またこれらのスタートアップ企業が倒産すれば、そのサービスとアプリを利用する世界のユーザーが影響を受ける。例えば自宅のスマートロックが解除できなくなる、あるいは気に入った配車サービスを利用できなくなるなどだ。あるSVBの重役は、「SVBのような機関はテック経済に不可欠だ。政治家はこの状況が蔓延しうることを意識すべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月15日