米シリコンバレー銀行の経営破綻後、欧州の金融市場で再び「ブラック・スワン」が飛んだ。現地時間15日、欧州市場でクレディ・スイスの株価が急落した。ブルームバーグの報道によると、スイス国立銀行(中央銀行)と同国の金融監督管理機関は声明の中で、クレディ・スイスが必要とする場合に流動性のサポートを受けると称した。市場はこれにやや安心し、クレディ・スイスの株価がやや上がったが、最終的に14%安で取引を終了した。クレディ・スイスは声明が発表されてから間もない現地時間16日、スイツ国立銀行から500億スイスフランを借り入れると発表した。ロイター通信の報道によると、クレディ・スイスはこれらの措置により投資家の信頼を取り戻そうとしている。この情報の影響を受け、クレディ・スイスの株価は木曜日の取引開始後に急騰した。ロイター通信は、「絶体絶命」から「救助」に至ったクレディ・スイスについて「劇的な一日」と表現した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月17日