成都市は17日、史上最もお得で期間が最長の自動車販促キャンペーンを発表した。今回のキャンペーンは1億元の補助金を支給。規定に合致する車種は1台あたり累計で最大15万元の補助を受けられる。現在までに吉林省、上海市、広東省の40社超の自動車メーカーの100種弱の車種が「参戦」し、自動車業界全体に値下げの波が押し寄せている。「経済日報」が伝えた。
価格競争の背景となっているのは自動車市場の消費の低迷だ。新エネ車の国からの補助金政策の全面的な終了と、ガソリン車の自動車取得税の半減の終了を迎え、今年の自動車市場は期待されていたような好発進とはならなかった。中国汽車工業協会のデータによると、中国の1-2月の自動車販売台数は前年同期比15.2%減の362万5000台で、ガソリン車はさらに28.1%減の269万2000台だった。
中国が短期間内に感染対策の安定化を実現し、産業チェーンとサプライチェーンが安定したことを受け、自動車メーカーはアクセル全開で生産に取り組んだ。製品の需給バランスが乱れ、ディーラーの在庫が急増した。中国汽車流通協会のデータによると、今年2月の中国自動車ディーラー総合在庫係数は前年同期比4.3%増の1.93にのぼった。この在庫量は全国の2カ月の自動車販売台数に相当する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月27日