米国による金融の覇権の乱用、世界に脱米ドルを迫る

中国網日本語版  |  2023-04-06

米国による金融の覇権の乱用、世界に脱米ドルを迫る。

タグ:脱米ドル

発信時間:2023-04-06 13:43:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 インド外務省は1日、インドとマレーシアはインドルピーでの貿易決済に同意したと発表した。メディアは、米国の「インド太平洋戦略」において重要な地位を占めるインドによるこの措置は、米ドルの世界的な覇権に対する「弱体化」であることは間違いないと伝えた。

 その前日のASEAN財務大臣・中央銀行総裁会議では、現地通貨による決済の開始を主な話題とするウェブサイトが直接名指しされた。この会議は、貿易及び金融取引における米ドルなどの通貨への依存を減らすことを目的に開かれた。

 南米のブラジルとアルゼンチンは今年1月、両国が共通通貨「スル」の創設に関する準備作業を行っていると発表した。1999年から2019年にかけて、アメリカ大陸の貿易のうちドル建てで行われたものは96%にのぼった。今や南米最大の2カ国が別の通貨を創設しようとしているが、これは間違いなく米ドルの同地域における主導権を揺るがすことになる。

 世界の脱米ドルの加速は、世界で数十年のさばっている米ドルの覇権の終焉の兆しだ。

 米国は過去に何度も「利下げで緩和〜利上げで引き締め〜利下げで緩和」という「米ドルの潮の満ち引き」を作った。これは国際金融市場の正常な秩序を大きく乱し、各国を苦しめた。国際金融の「安定装置」という役割を演じるべき米ドルはしばしば「時限爆弾」になった。これまでの数回の金融危機を経た世界各国はすでに金融管理の強化を始め、米ドル以外の選択肢を模索している。新型コロナウイルスの流行後、米連邦準備制度理事会は再び「米ドルの潮の満ち引き」という武器を持ち出し世界から搾取し、米国自身の危機を転嫁し、世界の「脱米ドル」の加速をさらに迫った。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月6日

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