上半期の全国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比0.7%上昇で、前年同期の1.7%の伸び率を下回った。うち3−6月の伸び率は1%未満で推移した。
業界関係者は、今年のCPIが低水準で推移している主因は、需給の回復の時間差と分析した。
国務院発展研究センター市場経済研究所の王立坤副研究員は、「経済・社会が全面的に常態化運行を再開した後、国内の生産の回復ペースが上がった。しかし需要は所得分配の最適化、所得の先行き不安などの制約を受け、回復が依然として遅れている」と述べた。
国家統計局の付凌暉報道官は、「物価は現在、段階的に低水準となっているが、経済成長やマネーサプライなどの関連指標を見ると、中国経済はデフレの状況にない。経済の回復と好転、市場の需要の漸次的な拡大、経済循環の円滑化に伴い、需給関係が徐々に改善する。さらに前年同期の高い基準値による要素が徐々に消滅することで、物価の伸び率は徐々に合理的な水準に戻る」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月18日