中国初の月探査衛星「嫦娥一号」は各機器が正常な稼働を続け、現在月から200キロの作業軌道上を航行、軌道精度と理論値の誤差はわずか0.03％であることが北京宇宙飛行制御センターが28日発表したデータでわかった。

同センター軌道室の唐歌実主任は「嫦娥1号が現在までに航行した各種軌道のデータは、中国の深宇宙探査航行制御能力がすでにゼロの突破を達成したことを示している」と述べた。

月は非常に不規則な球体であり、月を周回する衛星が受ける月の引力は軌道上の各位置で大きく変化する。これまで中国には月探査衛星の航行制御の経験がなかった。

「人民網日本語版」2008年1月29日