中国科学技術部は10日に北京で開かれた「国家重点実験室工作会議」で、「2008年末の時点で中国が運営する国家重点実験室は220カ所(うち8カ所が国家実験室の建設準備に参加)、試点国家実験室は6カ所ある。実験室の建築面積は161.6万平方メートル、機器・装置は20万台を上回り、総価値は130億1000万元になる」と述べた。中国新聞社が10日伝えた。
中国国家重点実験室は化学、数理、地学、生命、情報、材料、工程の7つの分野をカバーし、中国大陸部の22行政区に分布する。現在、香港と協力して建設された国家重点実験室は華南腫瘍学国家重点実験室をはじめ、脳と認知科学国家重点実験室、新発伝染性疾病国家重点実験室、農業バイオ技術国家重点実験室、ミリメートル波国家重点実験室の5カ所ある。
国家重点実験室は国家基礎研究のエリートとして、数多くの優秀な人材を誘致、団結して育成し、科学の第一線で活躍する人材を輩出してきた。また中国が実施する海外の優秀な人材誘致計画のプラットフォームのひとつとなっている。国家重点実験室には現在、中国科学院院士227人、中国工程院院士130人をはじめ、「国家傑出青年科学基金」の受給者806人、「革新研究グループ科学基金」の受給者114人、修士課程と博士課程の学生5万人余りが所属している。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年11月11日