中国科学院蘭州化学・物理研究所は19日、同研究所の精細石油化工中間体国家工程研究センターがこのほど化学実験室から出る廃液を無害化する処理装置の開発に成功したことを明らかにした。中国新聞網が20日伝えた。
同研究所が開発した新技術は焼却を利用して酸化を促す新技術で、温度が調節できる容器の中でまず汚染物を分解、それを化学反応を促す装置を通じて二酸化炭素、水、無機物に変化させることで、化学実験室から出る廃液の無害化処理を実現した。この設備は完全に自動操作ができ、操作もメンテナンスも簡単だ。
この装置は1時間に廃棄物50キロの処理ができ、消耗電力は5千ワットに満たない。毎日7時間稼動して、中等研究機関の廃液処理の需要が満たせる。科学研究所や大学などでの普及・応用に重要な意義を持つ。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年10月20日