IETF(インターネット技術タスクフォース)は、このほど広島で行われた第76回IETF会議で、2010年11月に行われる第79回IETF会議を北京で行うことを発表した。会議は清華大学で行われる。同会議が中国で行われるのは今回が初めて。
長年にわたりIETFの業務に積極的に参加し、中国でのIETF会議開催に向けて貢献し、たゆまぬ努力を重ねてきた清華大学には、同会議から感謝の意が表された。「科技日報」が12日に伝えた。
IETFはISOC(インターネットソサエティ)からの支援を受ける組織であり、インターネット技術を開発し、標準化する唯一の組織だ。中国でIETF会議を開催することは、中国が国際的なインターネット技術の開発、標準化に参加するために重要な戦略的意義を持つ。
清華大学インターネットセンターなどの機構は近年、次世代インターネットの研究を進め、IETFの技術開発と標準化に積極的に参加してきた。IPv4からIPv6への移行に関する技術、ソースアドレス認証技術など、2つのIETF専門技術グループの設立と指導を推進したほか、RFC(IETFが正式に発行する文書。インターネットに関わるさまざまな技術の仕様や要件を公開している)の認可を3項目で獲得し、中国がインターネット技術標準化に参加する上で、重要なブレークスルーを果たした。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年11月12日