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クローンブタが庶民の食卓へ
発信時間: 2009-12-10 | チャイナネット

 クローン技術が初めて庶民の生活に直接関わるようになる。30カ月後、東北農業大学が遺伝子操作した米国産優良種のクローンブタが庶民の食卓にのぼる。この「ハイテク産物」の安全性について、同大の劉忠華教授は8日、クローン動物製品は従来の食品と同じく安全だと説明した。クローン技術を使って繁殖したブタは成長が早く、出産頭数が多く、赤身が多いというメリットがあるほか、人工種の輸入コストを大幅に削減できる。中国網が10日伝えた。

 同大ではこのほど、優良遺伝子をもつ米国産ランドレース種6頭のクローンに成功した。哈爾濱(ハルビン)三元畜産実業は2008年12月、米国からランドレース種を輸入。劉教授は輸入した種の中から非常に優れた固体を複製することを提案し、クローン技術によって種の優良遺伝子を保存した。

 今春からクローン作業が始まり、10月末に18頭のオスが産まれたが、ほとんどは酸欠で心肺などの問題を引起し、最後に6頭だけが生き残った。劉教授は「このクローンブタの優良品種と彼らの子供たちを種にして普及し、最終的に庶民の食卓にはこの孫たちがのることになる。30カ月後にはその製品が大量に市場に出回るだろう」と話す。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年12月10日

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