このほど完成した「中国地区別イノベーション能力報告」によると、09年、江蘇エリアのイノベーション能力が前年のランキング4位から1位に上がり、イノベーション能力が全国最強の地区となった。広東と北京の総合ランキングは昨年と同じでそれぞれ2位、3位だった。「揚子晩報」が2日に伝えた。

同報告が発表されてきたこの10年間、超大型都市である北京と上海が「全国イノベーション能力1位」の座を奪い合い、広東、江蘇、浙江が長らく第2グループとなってきたが、昨年は江蘇が1位に跳ね上がった。

同報告は、中国のイノベーションシステム建設をテーマとした総合的、連続的な年度研究報告だ。09年度報告は07年の統計データを基礎として、知識イノベーション、知識の流動、企業イノベーション、イノベーション環境、イノベーション功績の5方面から評価を行った。同報告は科技部政策法規司が資金援助を行い、中国科技発展戦略研究グループが研究を担当する。

「人民網日本語版」2010年1月4日