ホーム>>文化>>科学技術
中国初、高精度ナビ内蔵無人トラクターを開発
発信時間: 2009-12-31 | チャイナネット

中国工程院院士で華南農業大学教授の羅錫文氏率いる学術チームが農業機械ナビゲーションの鍵となる技術に対し踏み込んだ研究を行った。CDGPS(Carrier Phase Differential GPS)自動ナビゲーションコントロールシステムを内蔵する中国初の無人トラクター「東方紅X-804」型トラクターの開発に成功したのだ。中国科技新聞学会は29日午後に北京で、中国科学技術協会科技期刊と報道関係者向けの説明会を開き、「農業工程学報」の最新号に掲載されるこの成果を発表した。中国新聞網が30日伝えた。

羅教授のチームが独自に開発したRTK-DGPS自動ナビゲーションコントロールシステムは自動のナビゲーションと方向転換コントロールを可能にし、農業トラクターの無人操縦を実現した。実際に農地で試験を行ったところ、RTK-DGPS自動ナビゲーションコントロールシステムを内蔵する無人トラクターは毎秒0.8メートルの速さで前進、直線での誤差は最大0.15メートル、平均誤差は0.03メートルで、ナビゲーションの精度は世界先端の水準に近いことがわかった。

「人民網日本語版」2009年12月31日

  関連記事

· 中国初、歩行者ナビがお目見え

· 「交通」北京、カーナビで毎日「1人分の寿命」を節約

· 国内初、リアルタイム交通情報GPSカーナビ発売

· 交通状況も計算する新型ナビ、来年から北京で普及へ

· 危険物輸送を衛星システムでナビゲート 

  同コラムの最新記事

· 中国初となる「測量青書」が発表

· 国内初、クラウド・コンピューティングを実用化

· 中国の測位衛星「北斗」、レーザー反射鏡で世界一

· 国産大型旅客機の開発に向け布石完了

· 上海、65m電波望遠鏡を建造へ 総合性能で世界第4