中国大洋鉱物資源研究開発協会弁公室の責任者が明らかにしたところによると、中国はこのほど、海底多金属硫化物鉱床を国際海底機構(ISA)に申請した。多金属硫化物鉱床の申請が行われたのは世界初となる。人民日報が31日に伝えた。
海底熱水活動により生産される硫化物は、多金属団塊やコバルト・リッチ・クラストに続く、幅広い開発の将来性を持つ海底鉱物資源と見られている。
同責任者は、「中国は関連規則に基づき、世界で初めて海底多金属硫化物鉱床の申請を行った。これは、長期にわたる海底熱水硫化物の調査に基づくものだ。もし審査が順調に行けば、中国は探査協定を結び、鉱床に対する更なる探査を行っていく」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年3月31日