10日朝4時47分、中国は四川省にある西昌衛星打ち上げセンターで、8機目のナビゲーター衛星「北斗」を打ち上げた。衛星はすでに予定の軌道に入っており、打ち上げは成功した。
今回の打ち上げで、「北斗」のナビゲーションシステムの建設がほぼ完成し、中国が自主開発した衛星ナビゲーションシステム事業は新たな段階に入ることになる。「北斗」事業の最終段階として、来年までに複数のナビゲーション衛星が打ち上げられ、測量、漁業、交通、気象、電信、水利などの業界及び一般の利用者のニーズを満たすことを目指す。
中国が独自に開発した「北斗」衛星ナビゲーションシステムは、世界で使われているナビゲーションシステムと互換可能で、高精度かつ信憑性の高い位置測定、ナビゲーターなどを行うことができる。