京滬高速鉄道の試運転の実施状況が6月17日午前、メディアに明かされた。写真は、北京南駅を出る前に窓を拭く清掃スタッフ。
京滬高速鉄道は運営当初、毎日90本の列車を運行し、時速300キロと250キロの2種類の列車を導入する。北京と上海を最短4時間48分で結ぶ。
実際に体験 快適な乗り心地
記者が時速300キロの試運転を体験したところ、その乗り心地は快適だった。
中国南車四方股フン公司が製造した高速鉄道車両「CRH380A」の運転時の騒音は、飛行機よりずっと小さい。車体は安定し、飛行機がエアポケットに入った際に生じる縦揺れなどなく、コップいっぱいに注がれた水は一滴もこぼれなかった。圧力波の制御技術を用いたため、耳に不快感を感じることはほとんどない。
京滬高速鉄道は北京・上海間を10時間で往復でき、中国の2大都市を行き来する人たちの選択肢を増やし、新たな「二都物語」をつづることになるだろう。
国産化率は9割超える