国産化率は9割超える
「時速480キロ以上を記録したCRH380のプラント設備は外資系企業が提供したもので、中国は車両の製造・インテグレーション業者に過ぎない」という情報がインターネット上に出回ったことがある。
専門家らは試運転中の京滬高速鉄道で、記者に対し「速度が飛行機の離陸時を上回るCRH380の国産化率は90%以上だ」とはっきり述べた。中国は「高速鉄道の技術導入国」から「技術輸出国」へと変貌を遂げているという。
中国の鉄道は、国務院が定めた「先進技術の導入、共同設計と製造、独自ブランドの確立」という方針に基き、高速鉄道技術の自主革新を大々的に進め、6年で3つの段階を踏み、世界トップレベルに躍り出た。
まず、「導入、消化、吸収、再革新」という方式で、時速200~250キロの車両の技術プラットフォームと生産体制を構築し、量産した車両を第6回鉄道高速化に導入した。この段階で、中国のシステムは車両の9つのコア技術を習得した。