中国 商業化できる技術を推進
中国航天基金会のデータによると、米国の宇宙空間技術は、その産業化によりすでに2兆米ドルを上回る莫大な利益を生み出している。それに対し、中国の宇宙産業の2010年における売上高はわずか1千億元で、全世界のわずか3%前後に過ぎない。中国初の宇宙飛行士であり、有人宇宙飛行プロジェクト弁公室副主任である楊利偉氏は今年4月、米中による宇宙事業の業務提携を希望していることを表明している。
また、フランスおよびブラジルは、中国が宇宙ステーション建設のための打ち上げ任務を果たすために、両国が保有する遠隔探査、追跡、コントロール設備を供与することを同意している。また、中国とロシア提携による火星探査事業も進行中だ。