インドは、宇宙開発分野において出足は遅れたものの、目覚ましい躍進を見せている。すでに4種類の輸送用の国産ロケットを保有している上、極低温ロケットエンジンの開発にも成功している。これは有人宇宙技術にとって中核となる技術の一つである。このため、インドは日本よりも早く有人宇宙技術を確立するはずだと分析する声もあるほどだ。
だが、2010年、インドが行なったたった3回の宇宙打ち上げのうち、2回が失敗に終わっており、インドの宇宙産業に甚大な打撃を与えた。そのため、有人宇宙計画も慎重に進められるはずである。
韓国では近年、宇宙打ち上げの失敗が続いている。2009年8月に「羅老」1号機が、2010年6月に2号機が打ち上げられたが、両機とも打ち上げ失敗に終わっている。これは韓国の宇宙技術の基礎が固まっていないことを示すものだ、と分析されている。宇宙先進国の仲間入りへの道はまだまだ遠く険しいようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月9日