現在、ハワイで会議に出席中の中国科学院国家天文台の毛樹德教授はAP通信の電話取材を受け「この計画に参加することで中国の天文研究は飛躍的な発展をすることになる」と語っている。
この直径30メートルの光学望遠鏡の受光面積は、現在、人類が使用している最大口径の天体望遠鏡の9倍にあたり、解析度は最先端天体望遠鏡の3倍だ。TMT天体望遠鏡は科学者の太陽系外の恒星の運行軌跡を観測可能にし、天体誕生の過程に関する手がかりを与えてくれるだろう。この天体望遠鏡は130億光年もの距離を隔てた微弱光線をキャッチでき、人類の宇宙の始まりの秘密を探る手助けとなるに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月15日