フランスメディアはパリ消防隊員の言葉を引用し、火災は600万ユーロを投じた修繕作業と「何らかの関係がある」と報道。修繕作業を行なっていたのは、燃えた固定・建築用の250トンのアルミ材。先週、尖塔の彫像がクレーンで吊り下げられた。
フランスのエマニュエル・グレゴワール市長は、救急隊員は大聖堂に保管されている骨組みの芸術品の保護を試みていると明かした。
多国の政治家が「パリ市民と同じ」と悲しみを表現
世界各地の政治家と著名人は15日、ノートルダム大聖堂の火災に同情を示した。
グテーレス国連事務総長は、「ノートルダム大聖堂の火災の写真を見てショックを受けた。ノートルダム大聖堂は14世紀から残っている独特な代表的世界遺産である。フランスの政府と国民と同じ気持ち」だと述べた。
ドイツのメルケル首相は、「ノートルダム大聖堂が火の海に包まれる恐ろしい光景を目にして心を痛めている。ノートルダム大聖堂はフランスと欧州の文化の象徴。フランスの友人に、私たちも同じ思いだと伝えたい」と述べた。
トランプ米大統領はSNSでコメントを出し、「ノートルダム大聖堂の火災を見て恐怖を覚えた。消火飛行機を使用するとよいかもしれないが、迅速に行動をとる必要がある」と火災問題の解決方法について提案した。
またトランプ氏は取材に対し、「(ノートルダム大聖堂は)世界で最も偉大な宝の1つ。世界のどの博物館よりも重要と言えるかもしれない」と述べた。
欧州理事会のドナルド・トゥスク議長も「私たち全員がパリの人たちと同じ思い」と述べた。
イギリスのテリーザ・メイ首相は、「私の思いはフランスの民衆、ノートルダム大聖堂の恐ろしい火災と戦う緊急隊員と同じ」とコメントした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月16日