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発信時間：2019-10-13 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   今どきの漢服には、優雅で高い美意識を求める消費者のニーズを満足させるものが多いと、多くの漢服愛好者が感じている。個性を際立たせるためのツールにもなる上、漢服そのものに独特の象徴性がある。漢服愛好者の劉千湜さんは、「誰もが気軽に漢服を着て街を歩き、漢服を着るのが恥ずかしいと思わなくなり、漢服を着ている人を変な目で見る人がいなくなる日が来てほしい。誰もがこの伝統文化を誇りに思う日が来てほしい」と話す。

   それ以外にも、TikTokやWeiboといったSNSメディアが、「琅琊榜」や「三生三世十里桃花」といった映像作品で漢服文化を人々に広く浸透させているという背景がある。ショート動画プラットフォームが流行するにつれ、漢服に対する注目度もますます上がってきている。TikTokで「漢服」を検索すると、関連動画の再生数は累計180億回を超えている。Weiboで「漢服」を検索すると、非常に多くのネットユーザーが自分の漢服姿の写真をアップしている。

より広がりのある流行に

“漢服フィーバー”の高まりは、関連産業に波及している。漢服愛好者の多くが、首飾りの伝統工芸品販売やタオバオ（淘宝）の実体店といったやり方で、趣味から事業に拡げている。

   今年3月、タオバオが「タオバオ新勢力週間」期間に発表した「2019年中国流行趨勢報告」の「流行キーワードトップ10」において、漢服が「女性ファッション部門」で3位に、「男性ファッション部門」でも10位にランクインした。

   Tmall（天猫）が発表した「2018年漢服消費者報告」によると、2018年の漢服購入者は前年比92％増で、漢服を最も購入した都市は成都だった。

   アナリストは、漢服市場はまだ始まったばかりであり、今後さらに大きく伸びるとした上で、そのポテンシャルは1000億元規模だと指摘する。漢服販売市場に資金を投入する人々が増えており、それに従い関連産業も栄え始めている。漢服関連のアクセサリーや、漢服レンタル、漢服体験館などが雨後の筍のように出現している。

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