人民元レートの短期的に下落したが、外資系機関による中国資産の買い増しの大きな流れに変化はない。香港証券取引所の今月6日の株式開示資料によると、JPモルガンは1日に小鵬汽車に約4億2300万香港ドルを追加出資し、持ち株比率を4.66%から5.12%に上げた。またJPモルガン、ブラックロック、アバディーン・アセット・マネジメントなどの外資系機関が最近発表した7月のポジション状況を見ると、その傘下ファンドは寧徳時代、興業銀行、貴州茅台などのポジションを増やした。
またWindのデータによると、今月18日までの年内に外資が滬港通・深港通により取得したA株は500億元を超える。2016−21年に北向き資金が6年連続でA株市場への純購入を維持した流れに変化はない。
景順A株投資・事業プラン・発展責任者の謝征儐氏は、「米ドルがインフレの圧力を受け利上げ期間に入るなか、世界の主要通貨の対米ドルレートが大幅に下落しているが、人民元は比較的堅調だ。中国の予想を上回る持続的な輸出増は、中国製品の輸出能力が感染症からそれほど大きな影響を受けていないことを証明している」と述べた。貿易黒字による外貨準備の増加も、元安の圧力がもたらす資本外部流出への懸念を相殺する。全体的に見ると、大半の外資系機関投資家は中国の株投資に対して長期的な目を持っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月19日