甘粛省張家川の戦国期の墓

japanese.china.org.cn  |  2007-04-28

甘粛省張家川の戦国期の墓。時代:戦国期(紀元前476年―前221年)
この墓は緊急発掘されたものであり、盗掘された三つの墓を整理したところ、金、銀、銅、鉄、陶、骨およびメノウ、釉陶の珠玉など約2200点が出土した。墓の構造、豪華な器物と装飾、高い規格の副葬品の車から見ると、これらの墓は古代の戎という部落の首領の墓だと推定されている…

タグ:2006年度中国十大考古学新発見 考古 甘粛省張家川の戦国期の墓

発信時間:2007-04-28 17:10:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

この墓は緊急発掘されたものであり、盗掘された三つの墓を整理したところ、金、銀、銅、鉄、陶、骨およびメノウ、釉陶の珠玉など約2200点が出土した。

三つの墓は独特な形をしており、墓道、車坑、墓室が一体となり、墓道は階段式で、その下部は車坑につながり、車坑の横(北側)に墓室がある。精緻な漆絵と金、銀の装飾がほどこされた副葬品の車が墓道で4台ずつ、墓室で1台ずつ、発見された。このような豪華な車が発見されるのはこれまでの中国の考古学的発掘では珍しいことだという。そのほか、大量の金、銀、銅、陶などの副葬品や動物の骨も発見された。

一号墓で出土した車
 
三号墓における副葬品の車の車輪

その中でも、出土した大量のトラ、ヒツジの金、銀、銅の装飾品は明らかに北部地方の草原文化の特徴を持つもの。ブルーの釉陶の杯と大量の釉陶の珠は、濃厚な西域の特色を持つ。出土したスコップのような足のついた鬲と陶器は、また戎といわれる人たちの文化の色合いが濃厚である。

墓の構造、豪華な器物と装飾、高い規格の副葬品の車から見ると、これらの墓は古代の戎という部落の首領の墓だと推定されている。この墓の年代は戦国期の中期か後期かと見なされている。

中国考古学会の徐蘋芳理事長のコメント:

これは戦国期の西戎の首領の墓である。この地域には金、銀の砕片が出土したこともあるが、家具の装飾品だと見られ、今回副葬品の車が出土したことにより、金、銀の砕片は車の飾りであることが分かった。この墓から小さなガラスの杯も発見された。これは西アジア産のもので、当時すでに西アジア地区とつながりがあったことを示している。

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