27日に上海で発表されたオンライン調査結果によると、中国国民が上海世界博覧会(上海万博)で最も見学したいと思っている海外の国家パビリオンは、米国、フランス、英国、日本4カ国だった。このうち、最も興味のある国家パビリオンとして「米国館」と答えた調査対象者が半数近くいた。「フランス館」と「英国館」を挙げた人もそれぞれ30%以上いた。地域別で見ると、最も人気があるのはヨーロッパで、調査対象者の85%は、ヨーロッパ諸国のパビリオンを見学したいとしており、次にアジア・太平洋地域諸国のパビリオンが続いた。
今回の調査は、オンライン調査会社大手の華通明略とグローバル公告会社グループ・オグルヴィPR(中国語名:奥美公共関係国際集団)が共同で企画・実施した。華東、華南、華中、華北、西北、西南、東北の各地域に住む19歳から35歳の住民約1万4千人を対象として行われ、第1級・2級都市の住民が半数を占めた。
専門家によると、中国国民が国家パビリオンに対する興味を抱く鍵となるのは、国の知名度とパビリオンのテーマだという。調査対象者の90%は、パビリオン出展国の知名度が、国家館を見学するかどうかを決定づける最大要因となると答えた。その後に、パビリオンのテーマ、芸術・文化に関する展示内容、ハイテク体験イベントの有無などが、見学を決定づける要因として続いた。
また、中国国民が万博出展国家に対して抱いているイメージに様々な特徴があることが、今回の調査で明らかになった。米国、日本、ドイツは「高度先進国」だと認識されている。また、フランス、ブラジル、オーストラリア、シンガポールは、「国民が最も友好的」で、エジプトは、「悠久の歴史と豊かな文化」で名を馳せている。南アフリカとアイスランドは、「風光明媚で異国情緒に溢れた国」というイメージが持たれていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年1月28日