日本産業館の総合プロデューサーである堺屋太一氏が、日本産業館のトイレは「世界一きれい」だと言ったことから、リハーサルでは公開されなかったが、早くからメディアの注目が集まっていた。この「世界一のトイレ」について、「チャイナネット」はイナックスに話を聞いた。
イナックス広報室の佐竹さんは「自動でフタが開き、洗浄できる多機能なシャワートイレで、便座も暖かく、使う人にとてもやさしいトイレです。それにこのトイレのためにジャズピアニストが演奏したジャズが流れ、そのジャズは合わせて12曲収録されており、その他にもクラシックが12曲、その他やすらぎサウンド5曲が入っています」と話す。
このトイレには日本の文化も色濃く表現されている。壁には立体的なタイルが貼られ、陰影が出ると壁に表情が出て非常に美しいという。またサラヤ社が提供した手洗いは男性用が蒔絵、女性用は日本の花嫁をイメージしたデザインで、日本の伝統美が随所に見られるようだ。
佐竹さんによると、6月のジャパンウィークには、万博オリジナルの金のトイレが男女各一つずつ入れ替わり、この超豪華なトイレが好評であれば中国での販売も検討されるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月30日