日本館にはいくつの発電方法があるのか

japanese.china.org.cn  |  2010-05-05

日本館にはいくつの発電方法があるのか。

タグ:日本館

発信時間:2010-05-05 16:54:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 

紫の上着をはおり、頭のてっぺんからは触角が伸び、夜になると微かに輝く。これは上海万博パークA区にある日本館で、名称の「紫蚕島」は中国で募集されて名づけられた。

2日の朝、遠くには、丸々とした屋根にまるで呼吸しているかのような3つの「呼吸孔」と、触覚のような3本の排熱塔、透明な「皮膚」の日本館が見えた。この日はとても気温が高かったのだが、日本館の入り口に入るとさわやかで、これはエアコンではなくドライミストによるものだった。

係員の紹介によると、この巨大なパビリオンを覆っている膜は太陽光で発電し、同時に光を通すことも可能だという。暑くなった場合にはドライミストで涼しくすることができ、まるで暑い時に人が汗をかくのと同じである。

日本館は新エネルギーの開発をめぐり、二酸化炭素(CO2)を排出しない未来都市「ゼロエミッションタウン」として、一連の新しい技術を紹介している。その中でも地熱発電は140万トンの二酸化炭素を削減することができたという。

またあまり聞きなれない「宇宙太陽光発電」は、2030年までには実用段階に入ると説明されていた。その他にも「発電床」の上では子どもたちが飛び跳ねたり躍り上がったりしており、自動車や建築用機械の余熱も電気エネルギーに変換することができるという。その他にも日本館を覆っている膜が、アモルファスソーラー内蔵のピロー膜と呼ばれることも分かった。

専門的な用語が多いが、実際にここで見学してみると、全く親しみを感じないわけではない。非現実的な技術ではなく、身近な所に様々な技術が入っていることが分かり、見ていても遥か遠くのことではないのだと感じた。

日本館には世界初公開の14のハイテクが紹介されているらしい。海水は淡水化できると聞くが、下水道の水は飲用水に転換できるだろうか。館内には濾過膜や微生物を使った技術、活性炭などの方法が紹介されており、4回ほど濾過すると濁った水は澄み切っていたが、残念ながらその水を飲むことはできなかった。

日本館の入り口には「聯接」と書かれた書が飾られ、回廊には鑑真が日本へ渡る様子や、阿部仲麻呂などの物語が紹介され、日本館で人気のバイオリンを演奏するロボットは「ジャスミンの花」を奏で、中国の雰囲気が色濃く漂う。交流して協力し共に未来の課題に面すること。これは今回の万博のテーマでもある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月5日

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