私自身日本語と初歩的な英語を身につけていたおかげで、ほとんど仕事の上で苦労をしたことがない、と言ってもよい。そのため、心の中では、やはり今の子供たちが放課後も勉強を夜中まで続けたり、英語塾に通ったりすることはどうしようもないと思っている。
とくに今やグロバリゼーションと対外開放の時代で実力が問われる時代である。友だちの子供で外国で暮らしている人たちは、実力による競争は当然のことと言っている。アメリカなどの移民の多い国ではなおさらそうらしい。
そういうことで、「夏休み」が「第三学期」になってしまったと嘆く人たちの姿を見ていると、同情の気持ちも涌いてくるが、私の知人でかつて同じ系列のトップにいた人でさえ、80歳になっても英語の本を翻訳したりしているのだから、人間は生ある限り勉強を続けていることになるのではないとも思っているが、子供の負担を軽減する名案があれば、これ以上のことはないとも思っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月10日