中国科学アカデミーが研究開発した世界最先端水準の空気品質予報システムが既に北京市環境保護局で運用開始された。同システムは五輪期間に72時間前に空気の質量を予報し、各五輪競技場の空気の状況を正確に伝達することができるという。「北京日報」が伝えた。
五輪の空気品質予報に初めて利用される同システムは多モデル集積システムで、1平方キロメートルを単位として、各五輪競技場を含めて北京をいくつかのグリッドに分割して空気品質を予測する。同業務を担当する中国科学アカデミー大気物理研究所の研究員によると、汚染物質が汚染源から排出された後どのように空気中で流動し、どういった化学反応を起こして二次汚染物質を生成し、生じた汚染物質の濃度がどの程度かといった問題についてコンピュータで描き出すことが可能で、それによりその後の空気品質の予報を行うという。
「人民網日本語版」2008年6月13日