河南省尉氏県の賈魯河防保護林
河南省における円借款利用植林プロジェクトの完了後、河南省の森林被覆率は1.76ポイント上昇、土壌流出量は毎年600万トン減少し、82万世帯の農家に長期的な利益をもたらすことになる。
円借款による中国植林事業支援プロジェクトは2001年に中国で本格的にスタートし、2009年末現在、円借款による林業、環境保護プロジェクトはすでに中国の13の省・自治区で実施され、植林面積は164万ヘクタールにのぼっている。さまざまな植林プロジェクトにより、中国の自然環境が改善すると同時に、地元の住民の収入も増加し、持続可能な環境保護ができるようになっている。
日本政府は、河南省の植林プロジェクトに74億3400万円の円借款を提供するほか、内蒙古(内モンゴル)自治区重点砂じん発生地域総合対策プロジェクトに150億円、吉林省松花江流域生態環境総合対策プロジェクトに95億円、湖北省植林プロジェクトに75億3600万円、江西省植林プロジェクトに75億700万円、陝西省黄土高原植樹プロジェクトに42億円を提供するなど、2000年から中国の植林(砂漠化防止)プロジェクトに総額1161億9700万円の円借款を提供することを承諾している。現在までのところ、円借款承諾額1161億9700万円のうち、約900億円がすでに投下されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月20日