中国、砂漠化の解決にあと300年?

japanese.china.org.cn  |  2011-01-10

中国、砂漠化の解決にあと300年?。2010年からの5年間、中国の砂漠化は毎年平均1717平方メートル減少している。これは2000~2005年の5年間に比べ40%上昇しており、中国史上初めて砂漠化防止の成果が出ている。しかし、専門家は「中国が深刻な生態系と環境問題を解決するのには、あと300年はかかる」と指摘する…

タグ:中国砂漠化 環境問題

発信時間:2011-01-10 09:53:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 しかし、そこにはまだ厚い壁が立ちはだかっている。山が多い四川省の西北部の砂漠の面積はどんどん広がっている。その元凶は、地元の役人達が環境への配慮を怠り、土地開拓と水資源の利用を制限しなかったからである。気候変動もますます懸念すべき要因になってきている。雨が降らないことなどの気象現象による旱魃が進めば、土地の砂漠化の危険性も高まる。大気の温度が1度上がるごとに、砂漠の面積は17%増えると言う。

チベット自治区、青海省、新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区への砂漠化の影響は深刻だ。これらの地域は海抜が高く、気温上昇の影響を受けやすいため、氷河が溶け、雪線(万年雪が積もっている部分とそうでない部分の境界)が変化している。加えて深刻な水不足も影響している。環境保護の専門家によれば、中国政府は生態系の問題解決のためにたゆまない努力を続けているが、どんな対策をしても砂漠化に確実に追いつくことはできないだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月10日

 

 

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