ボーイングは21日、中国民用航空局、中国国際航空等と提携し、今年末頃より中国初となるバイオ燃料を使用した飛行を実施する。新華網が報じた。
ボーイングの中国法人の関係者は、「イノベーション技術の提携は、ボーイングと中国が手を携える新分野である。ボーイングは中国と共に、航空業界の発展のために画期的な新技術を開発することを願っている」と語った。ボーイングは中国の提携先と、上海、清華大学、青島に共同実験室を設立している。提携分野は、通信、バイオ燃料、客室技術等に渡る。うちバイオ燃料の提携範囲は、原材料の栽培や収穫、バイオ燃料の抽出や使用といった産業チェーン全体に渡る。「ボーイングは現在、中国民用航空局、中国国際航空等と提携を行っており、今年末頃に中国初となるバイオ燃料を使用した飛行を実施する」。
中国航空業界の最重要パートナーであるボーイングは近年、イノベーションを戦略の中核とし、中国における各業務のレベルアップに取り組んでいる。ボーイングは現在中国において、サプライヤー35社、合弁企業3社を保有している。中国のサプライヤーはボーイングの全機種(787、747-8を含む)の製造に関わっている。現在、中国製部品を使用したボーイングの約6000機が、世界各地を飛行している。
現在、中国で使用されている民間ジェット機の5割以上がボーイング製である。(編集YF)
「人民網日本語版」2011年9月22日