気候変動に対応する 中国の政策と行動(2011)

気候変動に対応する 中国の政策と行動(2011)。

タグ: 気候変動 中国の政策と行動 国務院報道弁公室

発信時間: 2011-12-19 12:00:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

五、国際交渉に参加

中国政府は世界気候変動の問題を非常に重視しており、このうえなく責任を負う姿勢で気候変動対応の国際交渉に積極的かつ建設的に参加し、各国と気候変動分野におけるさまざまなレベルでの話し合いと対話を強化し、気候変動問題についての各国のコンセンサスの形成を促すことに努め、公平かつ合理的な国際気候変動対応制度の構築を推し進めるために積極的に貢献している。

(一)国連のフレームワークの下での国際交渉に積極的に参加する。

中国は『国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)』と『京都議定書』のダブル・トラック交渉メカニズムを堅持し、締約国が主導、公開透明、広範な参加、話し合いで一致をみる規則を堅持し、国連の枠組みの下での気候変動国際交渉の主なチャンネルの役割を積極的に発揮し、「共通だが差異ある責任」という原則を堅持し、交渉に積極的、建設的に参加し、各国との交流を深め、各国のコンセンサスの結集を促している。 2007年、中国はインドネシアのバリ島で開催された国連気候変動交渉会議に積極的、建設的に参加し、バリ・ロードマップの形成に実質的な貢献をした。中国はこの大会で3つの提案を打ち出し、遅くても2009年末までに交渉で2012年以降の先進国の排出削減目標を確定すること、先進国から発展途上国に資金・技術の移転を提供するという「条約」と「議定書」における規定を確実に実行するなどが含まれ、これは会議に出席した諸国に認められ、また最終的にはそのロードマップの中に組み入れられた。 2009年、中国はコペンハーゲン会議の交渉に積極的に参加し、交渉の膠着を打開し、各国のコンセンサスの形成を推進するためにカギとなる役割を発揮した。中国政府は『バリ・ロードマップを実行する――コペンハーゲン会議に関する中国政府の立場』を公布し、コペンハーゲン会議に関する中国の原則、目標を打ち出し、「条約」の全面的、効果的、持続的な実施をいっそう強化し、先進国の『京都議定書』の第2約束期間における排出削減のさらなる数値目標などの面での立場を表明した。首脳会議に出席した際、温家宝中国国務院総理は、各国がコンセンサスを形成し、協力を強化し、世界が協力しともに気候変動に対応するプロセスを推し進めるよう提唱した。会議で、温家宝総理は各国の首脳と次々と話し合いを行い、『コペンハーゲン協定』の形成を促し、気候変動に関する国際交渉のプロセスの推進にきわだった貢献をした。 2010年、中国はメキシコのカンクン会議の交渉と話し合いに全面的に参加し、交渉のプロセスの公開透明、広範な参画と話し合いによる一致を確固として守り、交渉の各議題に対して建設的な提案を行い、カンクン会議で実質的な成果を収め、交渉を再び正しい道に乗せるために大きな貢献をした。とくに世界の長期目標、『京都議定書』の第2約束期間における発展途上国の削減緩和の「国際的話し合いと分析」および先進国の排出削減約束などの食い違いが比較的大きな問題となっている交渉の中で、各国とコミュニケーション・交流を行い、各レベルで各国と率直に、深く立ち入って考え方を交換し、相互理解を深め、政治的推進力を結集した。「77ヵ国グループ(G77)+中国」(アジア、アフリカ、ラテンアメリカの開発途上国77ヵ国+中国)と「ベーシック(BASIC)4カ国」(中国、インド、ブラジル、南アフリカ)などのメカニズムを生かし、広範な発展途上国との交流と協調を強化し、さまざまなチャンネルを利用し先進国との対話を深め、カンクン会議を順調に開催するために効果的な下地を作った。中国はまた会議主催国のメキシコと密接的にコミュニケーションを行い、有益な提言と全面的なサポートを提供した。2010年10月、カンクン会議が開催される前に、中国は天津で国連気候変動についての交渉会議を1度主催し、カンクン会議で積極的な成果を収めるための基礎を固めた。

 

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