リマで開催中の国連気候変動会議の閣僚級会合が9日に始まり、気候変動は「閣僚級の時間」に入った。
今後数日内に、各国の閣僚はこれまでの1週間余りに渡る交渉における重要で困難な問題について調整を行い、今週末の閉会までにより多くの共通認識の形成を目指す。
気候変動会議に参与している190以上の国は、2015年のパリ会議で新たな世界気候変動に関する協定を採択する予定だ。パリ会議での順調な採択に向けた地ならしが、リマ会議の重要な役割の一つだ。
1週間の交渉後、楽観的な気分でリマを訪れた人々は、やや失望させられた。
オックスファム気候変動・貧困プロジェクトの関係者である呂美氏は、中国新聞社の取材に応じた際に、「各締約国は1ページ目の上半分の序言だけで2時間半も費やした。この新たな文書の内容は、計18ページにも及ぶ。交渉の進展は緩慢で、2015年の協定に関連する内容の議論の中で、先進国と開発途上国の食い違いが表面化している」と述べた。