しかし開発途上国からすると、現在の協定の文書は先進国の利益に過度に傾斜している。先進国は排出削減の問題で行動が遅れており、出資の約束の実現を先送りにし、開発途上国から批判を浴びている。双方は従来の問題での食い違いを解消しておらず、交渉の進展を遅らせている。
呂氏は、「会議が始まって1週間が経過するが、各国が2015年に提出する約束草案(INDC)の情報、2020年までの排出削減の目標と資金の提供といった実質的な内容に関する議論が進んでいない」と述べた。
各国の代表者は、本日の閣僚級会合でこれに不満を表明した。潘基文国連事務総長は各国に対して、行動を加速し効果的に気候変動に対応するよう呼びかけた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月10日