福島原発事故はこれまで、1979年のスリーマイル島原子力発電所事故と同じ「レベル5」とされ、「レベル7」に認定されたのは過去にチェルノブイリ原発事故だけだった。国際的な原発事故の認定基準に基くと、「レベル7」の原発事故は、「放射性物質が大量に排出され、広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼし、原子炉内の燃料の多くが外部に漏れた」ことを意味する。
名古屋大学の教授は、「レベル7」への引き上げは日本政府が外部環境に排出された放射線量が新たなレベルに達したと認めたことになると話す。世界で2例目となる「レベル7」の原発事故は、世界の原発工業に大きな影響を与えると考えられる。また、現在の安全基準が不完全であることも示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月14日