5月、筆者は日本滞在中に多くの日本人ボランティアがそうしているのを目にした。羽田空港で大きなリュックサックを背負い、被災地に救援を兼ねて旅行に向かう人の姿を多く見かけた。中には高齢者も多くいた。救援活動はそれほど忙しくはなく、ほとんどの時間を関東での消費に費やす。
東京のホテルの多くは関東料理、関東産の清酒などどれも関東を売りにしている。東京で関東産の清酒、関東の地方料理を味わうのも被災地への真心につながる。
日本国内では自ら被災地に向かい救援活動に参加する人が増えているが、外国人観光客はいまだ日本に寄り付かない。「私は以前国土交通省の副大臣だった時、外国人観光客が日本を訪れるようにイベントを企画したことがありましたが、今はその当時よりも外国人観光客を日本に呼び込む必要があります」と辻元氏は話す。今先ず必要なのは、一部の人に日本に来てもらい、日本を直接理解してもらうことだ。
「外国人観光客は日本の食品の安全、生活の安全に関する情報をより早く海外に伝えてくれ、私たちが自分たちの言葉で外国政府に日本の現状を説明するよりも高い効果が期待できます」。
こういった点で、中国人団体ツアーは韓国などの国よりも行動が早い。5月20日には広東の旅行会社が日本にツアーを派遣。外国人観光客の来訪を待ちわびる日本にとって願ってもないことだった。
日本は復興できるか?もしかしたらその望みは、あなたや私のような旅行者に託されているのかもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月9日