虎は、龍になるのか猫になるのか
――中日企業報酬体系の比較

虎は、龍になるのか猫になるのか
――中日企業報酬体系の比較。 日本の企業の人材市場体系が、「機会の均等」に近づいていくのを肯定しましたが、中国では、大学生の就職ランキングで外資系企業が順位を落とし、国有企業のランクが上がったということです。これは、一概に、外資系企業=「機会均等主義」、国有企業=「結果平等主義」ということは言えないと思いますが、これは、中国内大学生の志向に何らかの変化があったことをしめしていることは明らかでしょう…

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発信時間: 2010-08-10 09:46:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

さて、こうした日本の企業、人材市場体系が、「機会の均等」に近づいていくのを肯定しましたが、中国では、大学生の就職ランキングで外資系企業が順位を落とし、国有企業のランクが上がったということです。(http://japanese.china.org.cn/life/txt/2010-08/06/content_20655771.htm)これは、一概に、外資系企業=「機会均等主義」、国有企業=「結果平等主義」ということは言えないと思いますが、これは、中国内大学生の志向に何らかの変化があったことをしめしていることは明らかでしょう。

これまで、中国経済を牽引してきたそのマインド的獰猛さには、「結果平等主義」から「機会均等主義」への産業構造の大きな転換への「渇望」、被雇用者からみれば、能力のみが生かされる報酬体系への「憧れ」が要素としてあったのだと思います。もし、仮に、中国人の若年層マインドが、上記のニュース調査であったように「機会均等主義の否定」の方向に向かっていくとするのであれば、それはまさに、中国の人材市場体系、そしてそれにつられて産業構造がこれから数年以上の年月をかけて、「何か違った」成功への方向性を見つけなければならないことを示します。

ハングリー精神を動機としない、新しい何らかの動機への構造的転換、果たして、「機会均等主義」否定の先に何か具体的なビジョンを持つことができるのか・・・、これが具体的な成功可否の主要要素となるでしょう。(これまでの成功への否定は、これからのより発展的な成功かもしれないし、むしろ失敗かもしれない。)

中国の若年層のマインドをチェックすることで、今後の中国産業の世界における競争力がみえてきそうですね。これまでのシステムを破壊することは簡単ですが、新しいシステムを打ち立て、それを成功させることは、なかなか難しいことと思います。中国の若年層による新システムを観察していきましょう。

(中川幸司 アジア経営戦略研究所上席コンサルティング研究員)

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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月10日

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