初めて「強い中国食品ブランド」が日本市場で成功することになれば、これは、中国製食品は「低価格」であるという唯一の日本での市場的価値から、中国製食品は「高付加価値」であるという多様な市場価値にシフトしていく前兆となるでしょう。
たしかに実際のところでは、中国製の食品はまだまだ安全基準に対して、解決すべき企業の問題が多くあると思います。しかしながら、「実際の食品安全性の質」と「市場が判断している安全性の度合い」は異なるわけです。実質のレベルと市場が判断するレベルが異なる所、すなわちブランド価値なわけですが、国家的なわだかまりの多い日中関係の中で、また毒ギョーザ事件などの影響から、この日本市場での中国食品に対する全般的なブランド価値が極端にマイナスであったりしたわけです。
そのような訳で、ワハハが完全逆境の中で、日本市場で風雲児になるような提携内容であれば、これは、凄いことになります。ワハハが市場に道筋を作り、その後は・・・・。
んーー、ここではその結末と行く末は「タイヘンナコトニナリマスヨ」とだけ言っておきましょう。
※友人からのオススメで、中国内での中国語つぶやきサービス初めて見ました。よろしければチェックしてみてください。何かちょこちょこと、つぶやいてみます。アドレスは、http://t.sina.com.cn/kozijp です。よろしくお願いします。数人でも見ていただければ嬉しいです。
(中川幸司 アジア経営戦略研究所上席コンサルティング研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月7日