今回の携帯電話チャージにかぎらずいつも思うのが、中国の決済は大手のショッピングモールの決済でも、クレジットカードが利用できないということなんです。日本や欧米のクレジットカードのネット決済に慣れていると結構めんどくさいなぁと思うことがおおいんですよね(日本であれば、楽天やアマゾンといった大手だけでなくてもクレジットカードで決済はほとんど可能です)。信用経済が未成熟で現金主義から少しずつ発展している段階なので、中国の現実を反映しているという事なのだと思いますが、なんとも僕は不便に感じますねぇ。
今回の件で、携帯電話チャージの「罠」にはまってしまうと、海外からですとどうにもならないということがわかりました。(民間の業者でチャージカード番号をクレジットカード決済できるように販売しているところもありますが・・・オフィシャルではありません。他に携帯電話認証を使わずに支払いをする中国検索エンジン大手のやっている百付宝というのもありますが、これにもチャージしていませんでした。)
結局、今回は中国内にいる知人に頼んで僕の番号にチャージしてもらうことで事なきを得ましたが、なんとも「罠」にハマった感じです。(相手側に悪意がないのに、罠、というわけでもないですが(^_^;)僕のミスです)
でも、これって、ちょうど中国の強硬な世界から独立した経済政策および、経済発展の速度といびつさの関係を表しているなぁというところでもありますよね。ネットは飛躍的に市民生活に浸透したけれども、そもそも「信用経済」というものがまだ成熟していないので、ネットで現金主義・貨幣経済(→セミ信用経済)みたいなものなのだと思います。考え方が飛躍的過ぎますでしょうか??
利便性向上のために中国内に国営の巨大信販会社ができたら(情報コントロールの見地から民間に許可できない部分もあろうかと思いますので)それはそれで、「つ・い・に・国家が表立って信用調査」なのでなんともエポックメイキングな気もしますが(^_^;)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年11月13日