日本翻訳家協会常務理事から大会へのメッセージ

北京週報  |  2008-07-18

日本翻訳家協会常務理事から大会へのメッセージ。

タグ:日本翻訳家協会常務理事 第18回世界翻訳大会

発信時間:2008-07-18 14:42:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本翻訳家協会常務理事から

 

親愛なる中国の皆様へ

この夏、アジアで最初に開催される、FIT国際翻訳家連盟世界大会に御尽力下さっている、全ての皆様に心から感謝申し上げます。

オリンピックも同じ時に開催されますね。世界中から沢山の方が中国に集ります。異文化間の相互理解を第一の目標として設立されたFITにとってこんなに嬉しい事はないと思います。そのような機会を作って下さった中国に対して、日本もアジアの一員として、深く感謝しています。

日本翻訳家協会は、1953年7月に創立、ユネスコの中に国際翻訳家連が設立されたのに合わせて、パリの日本館館長、鈴木信太郎を第一回国際翻訳家連盟世界大会に参加させました。それ以来、世界大会は欧州とそれ以外の地域とで交互に開催されています。日本も何度か開催を促されましたが、日本翻訳家協会はその力がないので、残念ながら辞退して来ました。

ですから、前回の世界大会で中国での開催が決まった時は本当に嬉しかったのです。

私は、1995年8月、北京で開催された第1回「アジア翻訳家フォーラム」に日本翻訳家協会の代表として参加しました。その時の主議題は「版権」で、議長は現在、中国翻訳協会副主席の黄友義氏でした。

会議の後、黄さんや韓国の方さん達と、アジア大会を3年に1度開催する事を討議したのが、昨日のように思い出されます。

それ以後に開催された、第2回の韓国、第3回の香港のアジア翻訳家フォーラムには連続して出席しました。

「1997年~2002年」の間、FIT国際翻訳家連盟の理事でしたので同じFITの林(Mr.Lin Wusun)理事、間(Mr.Han Jianguo)理事、韓国の方さんとは親しく「アジア地域センタ-(ARC)設立」を検討しました。

「実際に人が集るアジア大会は開催が大変なので3年に1度になるが、アジアの中で、もっと活発にコンピュ-ターを通して情報を交換しよう」ということになって"VIRTUAL ASIAN REGIONAL CENTER" (VARC) を設立しました。

イタリーのシシリ-島での理事会で決めたのです。ロゴも決まって本部は中国に置く事になりました。現在活発に活動しているFITの地域センターは欧州地域センター(ERC)と北、南米とカナダくらいです。VARCは設立はしましたが実際に活動する事がない内に、次のアジア大会が来て、そのままになっています。上海では、この時のロゴも持参してVARCの御相談をしたいと思っています。

個人的には北京大会でとてもお世話になった方々にお会い出来るのを楽しみにしています。当時のモンゴル翻訳家協会の会長さんは娘さんと一緒に北京ダックの美味しいお店に連れて行って下さいました。今度は私が娘を連れて行きますので上海の美味しい日本料理を御馳走したいと思います。お元気でしょうか?

休日に親切に北京を案内してくれたリュウ永花さん、可愛い学生だったのに今は中国翻訳協会の秘書課に勤務している女性の方、Mr.LI YASHU、Mr.WENLI ZHAO、林御夫妻、間さん、他にも沢山のお世話になった方々、亡くなった、叶水夫さん、皆さんにとてもとてもお会いしたいです。

日本翻訳家協会 常務理事

叶谷渥子

「北京週報日本語版」2008年7月

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