今年第一陣の日本高校生代表団が13日、中国東北地方にある吉林省の省都長春を訪問した。
代表団は長春で二日間滞在する予定で、地元の中学校へ訪問やホームステーなどさまざまな交流活動を行う。
熱い歓迎を受ける | 鄭副市長、代表団と会見 |
代表団は13日朝の9時40分に長春市に到着し、午後1時30から長春市は北にある日章学園を訪問した。代表団のメンバーと日章学園の生徒達はまず、歌や踊りなどの出し物をそれぞれ披露したあと、卓球とバスケットで楽しく汗を流した。その後、代表団は6組に分かれ、日章学園の高校一年の各組とそれぞれ会話し、また得意のものを披露して合って楽しんだ。
日章学園との交流が終わった後、長春市の鄭文芝副市長が代表団の一行と会見し、まずこの生代表団の長春訪問に歓迎の意を表し、代表団に長春の歴史や特色などを熱心に説明した。鄭文芝副市長は、中国の高校生と交流した後、日本の高校生の感想を聞いたあと、「青少年の交流は両国のこれからの友好に直接関わっているので戦略的な意義がある。今年は両国政府が確定した『青少年友好交流年』なので、両国の青少年がいろんな形の友好交流を通じてお互いの国の文化を理解し、友情を深めていくことを期待している」と語った。
日本の高校生 「世界は一つだ」を熱唱 | バスケットを楽しむ
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日章学園での交流を前に、この学園の李鉄成校長は「胡錦涛国家主席の訪日後初めての日本高校生代表団が私たち学園を訪問したことを大変光栄に思っている。日本の高校生の皆さんに、生の中国、ありのままの中国の高校生の姿を見せていきたい。また、中国は北京五輪の開催を控えているので、日本の高校生の皆さんに、長春の高校生の五輪への熱い期待を感じてもらうために、卓球やバスケットなどスポーツの交流も準備した」と話してくれた。
この交流活動に参加した日章学園高校二年生の袁野さんは「父が日本にいるので、3回も日本へ行ったことがあるが、自分と同じ年齢の日本の若者と交流するのは今度は初めて。一緒に卓球やバスケットなどをするのはとても新鮮的で面白いと思う。日本語が下手なので、自分が好きな漫画やゲームなどについてもっと話をすることができなくて残念だが、お互いの気持ちが十分伝わったと思う」とその感想を話してくれた。
一方、日本の高校生からは「中国の高校生が、日本語の歌、『未来』を歌ってくれたので感動した。きっと一生懸命専修したのだろう」、「バスケットが上手だと褒められて、うれしくて堪らない。言葉は多少通じないが、友達ができた。携帯の電話番号も交換して、日本に帰って、電話してみよう」、「明日のホームステーを楽しみにしているが、言葉が通じないので、ちょっと心配だ。とりあえず、みなさんから日常生活でよく使う簡単な中国語を少し学んだ」などいろいろな感想が聞こえた。
ところで、日章学園は長春市唯一の中日双方が共同で投資し運営している高校だが、国際的な人材を育成するために、英語のほかに、日本語や日本の文化なども教えている。また、生徒達は卒業したら、日本の大学入学を申請することもできる。学校が成立して今年で6年目となり、これまで、数十名の卒業生が日本の大学に進学した。
「中国国際放送局 日本語部」より2008年6月16日