中日青少年友好交流年の日本側閉幕式が12日、東京で開催された。日中友好会館の主催による閉幕式は、「日中青少年歌合戦」を主とし、日中両国青少年の関心が高く、身近な文化の一つである音楽を通して、相互理解と友好関係をより一層深めることを目的とする。11月10日から中国青年代表団の一行280名余り、中国高校生訪日団の一行400名が来日したのにあわせ、日中の青少年たちが一堂に会いし、自慢の歌などを披露しあって、交流年のフィナーレを飾った。
「世界に一つだけの花」を歌う蘇州大学の皆さん |
「真夏の果実」を歌う一橋大学の中国留学生 |
歌う日中両国の若者達 |
中国の歌を歌う鹿児島純心女子大学の皆さん |
「日中青少年歌合戦」には、中国から訪れた青少年の他、日本側一般公募参加者300名ほどが参加した。また、崔天凱中国大使を始め中国大使館の関係者、それに日本外務省と文部科学省の関係者も姿を見せた。このほか、ゲストとして参加したのは、日本側からはアニメソングで有名な影山ヒロノブさんが、中国側からは映画「レッドクリフ」の主題歌を歌うalanさん、及び北京オリンピック女子板飛び込み金メダリストの郭晶晶さんが来場した。
日本の歌を歌う雲南省高校生 |
中国の歌を歌う大阪大学の学生蜂谷誠さん |
「日中青少年歌合戦」は東京学習院創立百周年記念会館で開かれ、日中双方からそれぞれ10組の青少年が出演した。中国側出演者は日本語で日本の歌「恋愛写真」、「あなたと」、「真夏の果実」及び「Forフルーツバスケット」などを披露し、日本側出演者は中国語で中国の歌「遺失的美好」、「氷雨」、「九百九十九ダ玫瑰」及び「神話」などを歌った。両国青少年の綺麗な発音と元気一杯の歌声に惜しみなく喝采を送った。会場は日中両国青少年たちの興奮の坩堝と化した。
両国審査員の厳しい審査により、「あなたと」を歌った中国メディア大学の張安叙さんと張一凡さんが第一位を、「九百九十九ダ玫瑰」を歌った大阪大学外国語学部中国語専攻の蜂谷誠さんが第二位を獲得した。そして、大阪大学外国語学部地域文化学科中国語専攻の松浦泰祐さんと山岡未奈さんが郭晶晶賞を、鹿児島純心女子大学国際人間学部英語コミュニケーション学科の23名の学生がalan賞を、雲南省の高校生12名が影山ヒロノブ賞をそれぞれ手に入れた。
閉幕レセプションに出席した福田康夫前首相 | 中国の歌を歌う両国の学生 |
中国青年代表団は分団ごとに、13日から東京、神奈川、愛知、長野などを訪れ、環境、農業、福祉などの分野を視察し、関係者との意見交換を行う。
中国高校生代表団も各分団に分かれ、千葉、大阪、兵庫、奈良、京都、沖縄などを訪れ、日本の高校での授業や部活動に参加し、またホームスティ、交流プログラムを通して、日本の高校生や一般市民と交流を深める計画となっている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2008年11月13日